力で手首を立てようとするのは間違い!まずは何故折れてしまうのかを理解しよう!
手首が折れてはいけないとはわかっているんだけどどうしても折れてしまう。
自分には力がないから手首を立てるのは無理なんじゃないの?
そんな疑問に応えます。
本記事の信頼性
手首が折れてはいけない理由
当たり前のように言われている「手首が折れてはいけない」
手首が折れてはいけない理由をまとめました。
①回転数が大幅に落ちる(影響度★★★★★)
手首が折れてしまうことによって、親指が抜けてからフィンガーに乗る時間+距離が短くなってしまうため回転数が落ちてしまいます。
回転数を増やすということにおいて、「時間と距離が全て」になりますね。
②リリースが安定しない (影響度★★★★★)
この後に説明しますが、手首が折れてる時点で正しいリリースポイントを逃すことになります。
力でボールを離さないと抜けなくなるので再現性はなくなります。
③回転軸をコントロールできない (影響度★★★☆☆)
手首が折れることによって回転数が落ちてしまうことは想像できると思いますが「回転軸」にも影響を及ぼします。
横回転を入れようとすると手が肩ごと回ってしまいます。
手首が折れてしまう理由③選
手首が折れてしまうのには当然理由があります。
勘違いしてほしくないのは手首が折れてしまう理由は「力が無いから」ではないです。
非力な女性やジュニアの子供たちでも手首を折れることなく投げられている人はたくさんいます。
その①力で振っている (影響度★★★★★)
15ポンド約7キロもあるボールは慣性力によってその場に留まろうとします。
力を入れれば入れた分だけ「押す力」に対し「押される力」が強くなるので手首が振りに行く力に耐えられなくなり折れてしまいます。
その②リリース時の肩・腰の位置が前過ぎる (影響度★★★★★★★★)
リリース時の肩の位置が平行より前に出てしまうと親指が抜けるタイミングを失ってしまいます。※超重要
女性や年配の方によく見られます。
その③サムホールの調整が正しくできていない (影響度★★★☆☆)
サムホールの調整を正しくできていないと、ボールを握ることになります。
ボールを握ることになると物理のスイングではなく力に頼ったスイングになる上、自然に抜けなくなるので適切なリリース位置でのリリースが出来なくなってしまいます。
正しい親指の調整についてはこちらをご覧ください。
改善方法
悩んでいる読者にとっておきの改善方法を提案します。
リリースの体制を変えてみよう!
右肩は頭を超えないように、左肩は頭を越すように
親指が抜けるべき位置はスイングの最下点です。
3点抜けの人に特に見られる投げ方として「肩の位置が平行より前に出ている」ことです。
右肩は首と平行、首よりも後ろの位置で左肩は前に出もいいくらいの気持ちでボールを迎えましょう。
腰を開く(正面に向けない)
腰が正面を向いてしまっていると、腰がボールの通り道を妨げてしまいます。
しかしながら、腰を開こうとするよりも簡単に開く方法があるので次の記事をご覧ください。
フィニッシュの蹴り足を変えてみよう
蹴り足のくるぶしを地面につける。これだけで足とともに腰も開くことが出来ます。
- くるぶしを地面に向け、足の裏は上に向ける(イメージ)
- 右側帯をまっすぐ伸ばす
- 前傾タイプは蹴り足を伸ばしきって、あまり地面から離れない
- 後傾タイプは地面から離れてもいいが、出来るだけ膝が曲がらないほうが良い
最後に
いかがでしたでしょうか?
手首が折れてしまう理由は力ではないことが分かったかと思います。
思い当たる点がある人は是非0歩助走で自分のフィニッシュの形を確認してみてください。
出来ればあなた1人ではなく誰かに横から見てもらうなり、動画を撮影するなりして確認してください。
自分が思っているより自分の体をイメージ通りに動かすのって難しいです。
似たような動画を見つけたので貼っておきます。
今回は以上です。